蜂の巣というものは、あっという間に大きくなってしまいます。そのため、「まだ、大丈夫だろう。」と思わず、できたての時点で早めに駆除することをおすすめします。では、できたての蜂の巣はどのように駆除すれば良いのか?自分で行うことは可能なのか?などについて、ご紹介させて頂きます。是非、参考にして早めに蜂の巣を駆除してください。

同じ出来始めのでも難易度の違う蜂の巣の状態とは?

同じ出来始めの蜂の巣でも状態によって危険度・駆除の難易度が異なります。まずは、蜂の巣の状態を確認します。女王蜂1匹だけが巣にいる状態か、それとも、働き蜂も一緒に居るか、この点が重要なポイントとなります。女王蜂は意外とおとなしく、女王蜂1匹のみなら素人でも駆除することが可能です。一方、働き蜂がいる場合は、巣を守ろうとする本能から非常に攻撃力が高く危険です。いくら、出来始めの蜂の巣といっても、大きな蜂の巣と変わらないと言って過言ではありません。そのため、まずは、蜂の巣駆除を行う場合は、できたての蜂の巣だからと安心せずに、蜂の数を確認してから駆除方法を検討することが大切です。

女王蜂しかいない状態のできかけの蜂の巣駆除

まず、女王蜂のみの巣の場合は、防護服がない場合は雨合羽などで代用し駆除作業を行います。準備するものとしては、450ml以上のエアゾール式殺虫剤1本と巣を入れるビニール袋のみとなります。駆除におすすめの時間帯は日没2~3時間後がおすすめです。1~2mの距離から殺虫剤を巣の入り口に向けスプレーし、1本使い切ります。その後、女王蜂を確認し巣を撤去すれば完了です。一見、簡単そうに思えますが、なかには、女王蜂でも攻撃してくる場合もあります。また、働き蜂がいないと思っていても、実際には働きバチが既に暮らしている場合もあります。そのような危険性を考えると、いくら、出来始めの蜂の巣といっても専門家に依頼する方が安心な場合も十分に考えられます。

働き蜂がいる状態のできかけの蜂の巣駆除

一方、働き蜂がいる場合は、いくら、でき始めの蜂の巣でも危険性が高くなります。そのため、できる限り防護服を準備し、450ml以上のエアゾール式殺虫剤を2~3本ほど用意します。そのほか、巣を処分するためのビニール袋と懐中電灯の準備を行います。駆除を行う時間は夜間がおすすめで、そのため、懐中電灯を使用します。ただし、直接、蜂に懐中電灯の明かりをあてると危険なため、注意が必要です。また、駆除中に懐中電灯は点灯させません。スプレーを蜂の巣の入り口にかけ続け駆除を行います。その際、戻ってきた蜂などに攻撃されないように注意してください。

まとめ

できかけの蜂の巣は見た目も小さく、簡単に駆除することができるように思えますが、実際、女王蜂のみなのか?それとも、働き蜂がいるのか?の違いで駆除の方法や危険度が大きく異なります。そのため、まずは、巣の状態を確認し、自分で駆除することが難しいと判断された場合は迷わず専門家に依頼し、安全かつ完璧に駆除することをおすすめします。